機構について

ごあいさつ

グローバル・イノベーション・キャンパスの実現を目指して

神戸大学 学長 藤澤 正人

神戸大学は「知と人を創る異分野共創研究教育グローバル拠点」として進化・発展し、地域と世界に貢献する世界トップレベルのグローバル・イノベーション・キャンパスの形成を目指しています。その取り組みの中核として、本学の強みであるバイオものづくり、医工学研究、先端膜工学、健康長寿、社会システムイノベーションの5つの拠点を集結させ、本学の叡智を結集させるとともに産官学連携により異分野共創研究を推進する拠点群として「デジタルバイオ・ライフサイエンスリサーチパーク(DBLR)」を設立しました。
DBLRは、傑出した知の創出と社会との共創・協働によりイノベーションを生み出し、社会実装を促すことにより社会的課題の解決を図るとともに、このスキームを全学に展開・波及させグローバル・イノベーション・キャンパスを実現させていきたいと考えています。
この目的を達成するために、2023年10月にデジタルバイオ・ライフサイエンスリサーチパーク推進機構を開設しました。本機構のもとイノベーションエコシステムを強化し、大学と社会との間で「知」「人材」「資金」が好循環する経営成長戦略モデルを確立させて、「異分野共創研究教育グローバル拠点」として大学の持続的な成長を実現させます。

神戸大学学長 藤澤正人

イノベーション創出のために必要な基盤体制を強化

神戸大学デジタルバイオ・ライフサイエンスリサーチパーク推進機構長 河端 俊典

デジタルバイオ・ライフサイエンスリサーチパーク(DBLR)推進機構では、バイオものづくり、医工学研究、先端膜工学、健康長寿、社会システムイノベーションの5領域を軸とした特色ある研究拠点、DX・自動化の研究環境基盤の構築、グローバル・イノベーションの創出ならびにバイオクラスターの形成など、神戸大学が地域と世界に貢献する卓越した研究教育拠点へと発展する取り組みを進めてまいります。
グローバル・イノベーション創出に向け、神戸大学子会社の「株式会社神戸大学イノベーション(KUI)」、「株式会社神戸大学キャピタル(KUC)」と連携し、研究からスタートアップ創出までを一気通貫にマネジメントする「グローバル・イノベーション・カタパルト」を設置し、社会実装や未来の社会課題解決を推進する体制を強化します。
また、DX・自動化の研究環境基盤を整備することで、新たな知見とイノベーションを生み出す次世代の研究環境を確立してまいります。 さらに、神戸市と密接に連携し、地域の特色であるグローバル・メディカルクラスターに加え、グローバル・バイオクラスターの創出を目指し、地域の発展に貢献します。このように大学と社会との間で「知」「人材」「資金」が好循環する本学のビジョン実現を推進します。

神戸大学デジタルバイオ・ライフサイエンスリサーチパーク推進機構長 河端 俊典